天竜川下り事故に思う

ki-mi

2011年08月17日 23:52


まず犠牲になられた方のご冥福を

この前、天竜峡の「天竜舟下り」をしてきたばかりなので(↑写真)
今回の天竜下りの事故については考えさせられます。
私も一応のカヌー乗りで転覆回数は数知れません(二桁)

今回の事故現場も友人と一度カヌーで下ったことがあります。
普段カヌーで川下りをする気田川と違い、水量も多く水深もあり、転覆すれば
浅瀬は遥か下流なのでカヌーでも躊躇するような場所です。

どんな流れだろうと、どんな船だろうと、転覆するのは想定内。
救命胴衣を全員つけていなかったのが問題。
今回大人に用意されていた救命クッションは、救命胴衣とは全くの別物。
あの救命クッションを川下りの際に身につけると思います?
救命クッションはいざというとき、抱えて川海に飛び込むもの。
船の火災とか、漏水とか・・・
普通に考えれば、転覆したらどうなるかは想像できるはず。

救命胴衣は暑いから、窮屈だから強制しない?
ではなぜ自動膨張式の救命胴衣にしなかったのか・・・

先日の天竜峡「天竜舟下り」では
きちんと全員が自動膨張式のライフジャケットを着けさせられました。
特に、子供はベルトをきっちり締めるよう注意もあったし、
係員による、ベルトの締り具合の確認もありました。
説明も「もしかしたら転覆もありえる」と思える内容でした。

長野の運営会社HPにも「万全の安全対策」として明記されております。こちら
法的に云々ではなく、運営会社の安全意識のレベルの違いでは。

船頭さんの操船ミスではなくって
転覆を本当に想定していたのかが問題。

起きてしまったことは仕方ありません
全国の川下りで同じ過ちが繰り返されないことを切に望みます。


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