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天竜川下り事故に思う

天竜川下り事故に思う
まず犠牲になられた方のご冥福を

この前、天竜峡の「天竜舟下り」をしてきたばかりなので(↑写真)
今回の天竜下りの事故については考えさせられます。
私も一応のカヌー乗りで転覆回数は数知れません(二桁)

今回の事故現場も友人と一度カヌーで下ったことがあります。
普段カヌーで川下りをする気田川と違い、水量も多く水深もあり、転覆すれば
浅瀬は遥か下流なのでカヌーでも躊躇するような場所です。

どんな流れだろうと、どんな船だろうと、転覆するのは想定内。
救命胴衣を全員つけていなかったのが問題。
今回大人に用意されていた救命クッションは、救命胴衣とは全くの別物。
あの救命クッションを川下りの際に身につけると思います?
救命クッションはいざというとき、抱えて川海に飛び込むもの。
船の火災とか、漏水とか・・・
普通に考えれば、転覆したらどうなるかは想像できるはず。

救命胴衣は暑いから、窮屈だから強制しない?
ではなぜ自動膨張式の救命胴衣にしなかったのか・・・

先日の天竜峡「天竜舟下り」では
きちんと全員が自動膨張式のライフジャケットを着けさせられました。
特に、子供はベルトをきっちり締めるよう注意もあったし、
係員による、ベルトの締り具合の確認もありました。
説明も「もしかしたら転覆もありえる」と思える内容でした。

長野の運営会社HPにも「万全の安全対策」として明記されております。こちら
法的に云々ではなく、運営会社の安全意識のレベルの違いでは。

船頭さんの操船ミスではなくって
転覆を本当に想定していたのかが問題。

起きてしまったことは仕方ありません
全国の川下りで同じ過ちが繰り返されないことを切に望みます。



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    この記事へのコメント :

    あーちゃんパパ
    鬼怒川のライン下りでもライフジャケット着用は言われなかった気がするなぁ。ほかの観光川下りでも同様だと思う。決して、だから良いって事ではないけど。
    2011年08月18日 08:59
    kayaker
    あなたの意見に賛成です。
    運営会社の利益優先が招いた人災です。
    船頭さんに責任を押し付けようとするするなんて卑怯極まりない。
    あの水量と複雑な流れの中で常に安定した操船ができると考えるほうが無茶。
    船の定員設定にも問題があると思います。
    2011年08月18日 09:22
    kimi
    あーちゃんパパさん
    タクシーのシートベルトと同じ感じでしょうかね。でも救命胴衣を着けたくっても座布団しかなかったら仕方ないですよね。
    2011年08月19日 00:50
    kimi
    kayakerさん
    自動膨張式のベストも驚くほど高価でも
    ないと思うのですが、やはり意識のレベルなんでしょうか。救助訓練を定期的に行っていたということですが、救助訓練以前の問題ですよね。
    確かにあれだけの重量の船を操るのは
    かなり大変ですよね。
    2011年08月19日 09:51
    こいけ
    ご無沙汰の書き込みで…。
    被害に遭われた方にはご冥福を祈ることしか出来ませんが。

    近所の狩野川の渡し船もライフジャケット着させられます。
    あんな足の付く川でもです。

    複数の会社が、複数の場所で運営しているようで、会社による、船頭による当たり外れというのはあってはならないですね。
    まして、観光客を相手にするなら尚の事です。
    2011年08月19日 15:19
    kimi
    こいけさん
    ご無沙汰です(私も)
    狩野川の渡し船
    学生のころは無かったですよね??確か
    2011年08月19日 23:29
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